みらいcafe @旭学園 report

社会人の若者と、将来はたらく学生が、一緒に”はたらくこと”を考える新企画”みらいcafe”。

YMCA学院高等学校の生徒さんと語り合ったちょうどその日、和歌山市内の児童養護施設”旭学園”にもお伺いしました。
こちらは、富国生命保険相互会社和歌山支社様が、子どもたちに”将来の働くことに少しでも希望を持ってもらえるような活動をしたい”と始められた企画に、ワーク・カフェとして趣旨に賛同し、参加させていただいたものです。

 
S__22437896今回の企画は、社会人自身も自分のはたらき方、自分のキャリアから何を伝えられるかを考えることもひとつの目的。ということでイベントに先立ち、旭学園に訪問する前々日に当日参加するメンバーと有志メンバーとが集まって、「子どもたちに何が伝えられるか」「何を伝えたいか」を考える事前ワークショップを行いました。

初めてお会いする方もいらっしゃるということで、はじめに自己紹介を兼ねて「中学生・高校生の頃になりたかった職業」についてそれぞれ発表し合いました。

 

 

場も盛り上がったところで、本題。
今回の目的として、
①子どもたちに「こういう世界もある」ということを知ってもらうこと。
②今すぐに活かせなくても、将来ふとした時に思い出してもらえるきっかけを作ること。
の2点を設定し、どういった視点から話をするかの意見を出し合いました。

 

内容としては大きく3点。
①仕事や働くこと自体の楽しさや希望について
例えば、「今の仕事で楽しいと思える瞬間は?」
「仕事をやめようと思ったことはあるか。また、それでも続けている理由は?」

②仕事や働くことの現実について
例えば、「どれくらい給料をもらっているのか?」
「学生のとき思っていたこととギャップはあるか?

③仕事や働くこととの向き合い方について
例えば、「好きなことが、今の仕事につながっているのですか?」
「働き続ける上で大事にしていることは?」

とくに、3つめの視点については、参加メンバー間でも様々な意見が飛び交い、予定時間を超えるほど白熱した時間となりました。

 

そして、みらいcafe当日。

代表として、化学会社勤務のNさんが、旭学園の中学生・高校生の子どもたちに向けて、今の仕事を語ります。

 

大学で勉強していた「化学」という分野を活かせる仕事に就きたいと考えていたことや、学生のときのボランティア活動が今の仕事につながったということなど、今の仕事に就いた経緯。

製品のサンプルなどを見ながらの具体的な今の仕事の話。 仕事の中でのつらい経験と、逆にそれを乗り越えた時の嬉しい気持ちなどリアルな”働くはなし”に子どもたちは耳を傾けていました。
そして、最後には事前ミーティングでの白熱した3つめの視点の議論を踏まえて、「自分が今好きなことをしっかり見つめてほしい。自分が興味があることを掘り下げて色々調べていく。そうやって、自分には何ができるかを考えることが仕事につながる」と語ってくださいました。

 
企画の最後に、富国生命和歌山支社の西田支社長様が挨拶をされた中に、「今日話してくださった方々は、自分の仕事について一生懸命話してくださっていました。みなさんにはまだだま可能性がある。色々なものを見ていった上で、一生懸命話せる仕事に出会って欲しい」という話がありました。

 
今回のみらいcafeでは、当日お話くださったNさん以外のみなさんも、様々な仕事への想いをお持ちでした。
そういった想いをきちんとカタチにできること、そしてそれを伝えていけるような機会を、今後も”みらいcafe”というプログラムを通じて作っていきたいと思います。

 

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information

みらいcafe事前ミーティング&ワークショップ
日時 :平成28年3月9日(水)19:00〜21:00
場所 :和歌山市ボランティアサロン
参加者:7名

みらいcafe@旭学園
日時 :平成28年3月12日(土)10:00〜11:00
場所 :旭学園
参加者:4名
※学園側の意向により、写真は撮影は行っておりません。

 

 

Categories: 活動報告

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