はたらくライブラリー vol.1 〜ソーシャルワーカー峰政さん✕本屋プラグ三木さん report〜

お待たせいたしました!

今回はワークカフェの新たな試み、はたらくライブラリーの記念すべき第一回が開催されました。

《はたらくライブラリー》とは、様々な働き方を実践しているゲストからインタビュー形式で話を聞きつつ、同時にゲストとの交流も図ることが出来るイベントです。

ゲストは2名、ソーシャルワーカーの峰政裕一郎さんと今回の会場プラグで本屋の運営をされる三木早也佳さんをお招きしました。

この日もプラグ自慢のおいしいカレーとお菓子を囲み、まずはそれぞれのお仕事との出会いをお聞かせいただきました。

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ソーシャルワーカーというと中々なじみのない職業。「この中で、知ってる方いらっしゃいますか?」
と峰政さん。当日は福祉関係のお仕事の方も数名参加しており、意外な挙手の数に驚きの表情が()

そんなソーシャルワーカーというお仕事へのきっかけは、学生時代の心理学とは?人の本質とは?といった湧き上がる興味から始まったそう。当時は丁度、エヴンゲリオンもはやっていまして・・・とさりげなく、当時の影響力あるキーワードをポロリ。
そして資格取得(精神保健福祉士)に要した貴重な実習経験も語ってくださいました。
そもそもソーシャルワーカーとは、生活に不安を抱えている人や社会的に弱い立場にいる人たちの相談者となり、問題解決への援助を行う人の総称とされています。

その領域や仕事場は幅広く、医療機関や福祉施設、教育機関などがあげられます。
ゲストの峰政さんはメンタルクリニックで勤務されており、医療ソーシャルワーカーと呼ばれています。
参加メンバーも、改めてソーシャルワーカーの仕事、そこに至る経緯を聴き、集中して耳を傾けていました。

続いて前職で工務店で勤めていたという三木さんのお話へ。
現在の本屋さんにいたるまでを語ってくださいました。
きっかけは3年前、縁あってお店に本を置かせてもらうところから始まったそうです。当初は工務店を続けつつ副業という形から本屋を始め、次第に本業での体力的な問題に加え、新たな本との関わり方、楽しさを発見したことから、今年の3月から本業にすることを決断。三木さんの仕事はまさに、誰もが一度は考えるであろう好きなことを仕事にのモデルケースですよね。そんな三木さんが実際に運営を始めて感じた楽しさは、お客さんとの距離が近いことだそう。

スタッフから、「さっきのお客さん、この本買ってくれたよ!」と、ダイレクトにお客さんの反応が分かること。本屋プラグならではのやりがいを感じる、と話してくださいました。
本屋を運営する中で色々な方との出会いがあり、応援してくれる方もいる。そういった方たちへの感謝を忘れずに続けて行きたい。と決意新たに話してくださいました。
参加メンバーも笑顔になるほどイキイキとした表情で、好きな仕事を語ってくれた三木さんでした。

                          ☆

ここからはゲストを囲んでの交流会と、定番のフリップトークへ。

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お題は2点で、1点目のお題は《やりたいことをしごとにする、生活のために仕事をする、それぞれの理想とする割合は?》

結果は、
理想:やりたいこと70~100%が多く全力で仕事したい!という声も。

かわって
現実:やりたいこと20%50%

中には「やりたいことに気付いてしまうとギャップを感じて辛くもなるのでは?」という意見もありました。

もうひとつは、《今回のはたらくライブラリーで印象に残った言葉》です。

「小さくてもはたらく環境を変えること」、「地に足を着ける」、「ちゃんとした仕事多くの人の中にあるレッテル」などなど。
中には、三木さんの働き方に刺激を受け、「楽しい!って即答したい」という方も。
みなさんそれぞれに、仕事観への気付きと言葉のお土産を見つけて頂けたようでした。

                          ☆

楽しい時間もつかの間、イベントは名残惜しくも終了の時間へ。
今回のはたらくライブラリー、第一回目とあって試行錯誤もありますが、参加いただいた皆様には
・ゲストとインタビュアーの距離感が良かった
・やりたいことと

 

生活について考えられて良かった。
働くを客観視できた
・仕事に対するいろんな考え方、価値観を共有でき非常に楽しかった

といったご意見を頂きました。

他にも、フリップトークから
(仕事で)他人の課題を奪ってはいけない。
・マイナスワードは控えたほうが良い
・やりたい仕事をしていても満足度の低い人がいるんやなあと思った。
という気づきや感想をいただき、主催者側にもとても実のある時間となりました。

また、今後のイベントゲストに呼んで欲しい方の希望を募ったところ、デザイナーやマスメディア、作業療法士、ファイナンシャルプランナーといった、特殊な職種が注目されました。
そしてもうひとつ、和歌山で働く県外の人、県外で働く和歌山人といった面白い意見も・・・
確かに、和歌山を出て働く方が実際に感じる仕事感や、他県の方働いて感じた和歌山の印象というのはとても気になりますよね。
実際、イベント参加者の中には県外の方が参加されることもあり、その文化の違いにも驚かされます。

                           ☆

今回は、専門職の峰政さんと、自営業の三木さん、二通りのはたらくをお届けいたしました。
働き方が違っても、皆さんどこかに感じ方の共通点や悩みを抱えていたようでした。
職種、年齢が違っても、よりよく働きたいという思いは同じなのでしょうか。

働くライブラリーでは今後も様々な仕事や働き方と出会える場や、働く上でのさまざま想いを持ち寄れる場所を目指して行きたいと思います。

今回参加いただいた皆さま、ありがとうございました!!
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Categories: 活動報告

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